学会準備に影響される外来

病院の医師にはそれぞれ専門の分野があります。その専門分野のスキルを高めるために、各専門分野ごとに行われる学問の研究発表会が学会です。
ではどんな種類があるのかというと、学会の専門分野は細かく分類された専門分野別に行われるため、非常に種類が多いです。
たとえば内科を例に挙げて考えて見ましょう。
内科の中でも糖尿病や甲状腺など、臓器や病気別の学会があります。又、診療科の学会以外にも、病理学会、医療機器学会、看護学会、栄養士会、病院経営管理学会という学会まで、病院の幅広い分野でのスキル向上を目的とした発表会です。もちろん、スキル向上のための研究発表の場なので、病院スタッフによっては複数の学会に所属している人もたくさんいます。大きな規模の学会になると、病院の留守番スタッフを除く全員で出席する場合もあります。そういった学会の場合、共同での研究発表が行なわれた後に、書く各専門分野に分かれてのカンファレンスや研究発表、勉強会などが行なわれます。通常は大規模な病院でも同じ専門分野の医師は2~3人程度ですが、学会になるとたくさんの同じ専門分野のスタッフが集まるので、病院では行なえなかった意見交換などもできるのが特徴です。ただし、もちろん仕事の一環であるため、スタッフの勤務時間を割いて行なわれることもあります。そうなると当然、外来の受付時間などが大きく変わることがあります。患者さんは自分を担当しているスタッフの情報を常に頭に入れておくことが大切です。

看護師あるあると言っていいほど、外来担当医師には振り回されます。逆に、看護師に主導権を握らせるドクターもいます。このほうが看護師がやりやすいんですが、出勤時に医師の交代を聞かされて「勘弁してくれ~」と思うことがあります。医師によって診察時間が異なるので、窓口でのクレーム数に差がでてきます。また、ナースのランチ時間もずれ込み、非常勤でも残業という羽目になります。ドクターの多忙さは理解できますが外来担当はきちんと守ってほしいです。

外来勤務学会